カントの著作である『道徳形而上学の基礎づけ』(Grundlegung zur Metaphysik der Sitten)を日本語で読んでいく。近代の倫理思想の転換点ともいえる著作であり、近世の倫理学を学ぶ人にとっても、また近世以前および近世以後の倫理に興味がある人にとっても一つの基本となる思想が展開されることになる。誰にとっても難解な著作ではあるが、一緒に読んで議論をしていく。