家電製品をはじめとする身の回りにある機械は数多くの部品で構成されており、それら1つ1つの機能は物理学で扱う物理現象と深く結びついている。物理学がどのように実世界で役立っているのかを実際に手に取って知ることは、学問の意義を再認識することにつながる。本授業では、身近な家電製品をまず徹底的に分解してみることから始め、その中から受講者が興味を持った(正体の分からない)いくつかの部品に焦点を絞って、その仕組みや基礎となる物理現象をについて自ら調べて深く理解することを目指す。授業ではグループに分かれて、1~3回目は製品の分解と課題とする部品の抽出、4回目にその結果を報告した後、調査項目別にグループ再編成し、5回目以降はグループ毎に議論・調査・実験を繰り返してレポートをまとめる。最終回には発表会を行う。