日本の「古典芸能」や「民俗芸能」、広く親しまれてきた「大衆芸能」から、日本文化の形式や、日本人の感性を垣間見ることができます。また、 芸能者を「発信機」観客を「受信機」に例えれば、受信回路は「知性」と「感性」で構成され、その芸能から受ける印象は人によって異なるものです。ところが、現代人は日本の伝統的な芸能について、知識も乏しく、鑑賞する機会も稀有であり、ことに若い世代にはなじみの薄いものとなっています。この授業では、映像資料を頻繁に用い、さまざまな日本の芸能を概観し、知識を広げるとともに、芸能から感じる「日本らしさ」とは何かを理解することを目的とします。