この「忍者学関係史料講読」では、①日本の歴史における史料のあり方について(文字の上での言葉遣い・字の書き方など)、②忍者に関する史料をどのように整理・管理・解読するか、の2点について講じます。三重大学では忍者に関する研究を「忍者学」と称しています。それについては(高尾の講義では)「特殊講義 忍者の歴史」というコマで講じています。いっぽう、このコマでは、文字の歴史と忍者の歴史の両方を解説することで、忍者に関する研究のみならず、日本の文字の歴史も学んでいただき、ひろい一般的な教養をも身に着けていただこう、と思っています。毎年の例では、法律経済学科の方の受講も多くみられます。その方々には歴史に馴染みのない方も多いだろうと思います。講義中ご質問も受け付けます。お気軽にお寄せください。皆さんとのやりとりの中で講義をすすめたいと思います。